ディープブルーの色からのインスピレーション

うっすら茶色がかった紫色にあわせる色として、ベージュやブラウンの花はいかがでしょうか。
どこかに共通点のある花どうしであわせると、しっくりまとまりやすくなる気がします。

ジュリアという紅茶色のバラと黒ユリという濃いエンジ色の小さいユリとあわせました。

 

また逆に、茶色がかった色味を際立たせるため、あえて鮮やかなグリーンとあわせるというのも一つの考え方。
ビバーナムのグリーンは、どんな色の花ともあわせやすい名脇役です。
ちょっとミステリアスなディープブルーの色も、明るく引き立ててくれています。

ディープブルーのナプキン飾り

 
ジューンブライドの季節。
ウェディングシーンで、ランの花は意外に大活躍します。

理由の一つは、水から引き揚げてしまっていても、しおれにくいという点。
ブーケにしても、テーブルのちょっとしたポイントに使うにしても、傷みにくく使い勝手がとてもいいのです。
それに、和装にも洋装にも似合う点。
また、花の雰囲気もウェディングというハレの場に似合う上質感があるということも、ウェディングにおすすめできるポイントです。

テーブルナプキンの飾りにしてみました。
水が付いてしまうと ナプキンが台無しです。
完全に水を切った状態でもフレッシュな状態をキープできる花でないとできないことです。

そのままゲストの方にお持ち帰りいただき、お家に帰ってからもしばらく楽しんでいただけますね。

ディープブルー(アランダ)

 すごくシックな色合いのアランダのご紹介です。

全体的にブルー(というか紫)で、縁のあたりに向けてほんのりうっすら茶色がかった花弁。
ディープブルーという名前ですが、色の雰囲気で言うと「ダスティーパープル」と呼んでも良いような・・・
光の加減でも見え方が違う、ちょっとミステリアスな色。


花弁は大きめ、肉厚でしっかりとしていて、花もちがとてもよく、長く楽しめる種類です。

ラフに飾るサンサイブルー

「バンダってちょっと高級な感じ」 
「ランって年配の方に人気の花でしょう?」
と思っている方も多いようです。
ランというと、お歳暮の時期のシンビジウムや楽屋に届ける胡蝶蘭のイメージがあるからでしょうか。
確かにお値段の高いものもあります。
でも この存在感と、お花が長く楽しめることも考えれば、案外割安かもしれません。

バンダを軽やかに、爽やかに、できるだけラフに飾ってみました。
長いテーブルのセンターにシンプルなガラス花器を並べ、挿しただけです。
ひらひらとしたチョウチョのような花が、紫の雲が連なっているように見えます。
また、ちょっとしたブーケにもいかがでしょうか。
ボリュームがあるから、束ねるのもとってもカンタン!
(下の写真はサンサイブルー2本です。)
ちょっと大人かわいい女性に似合いそうな雰囲気です。

水の中のサンサイブルー

 
水に浮かべる飾り方は、狭い場所にもお手軽に飾れて、便利ですね。

花びらに厚みのあるバンダは、水の中でも花もちがよく、水中花のように飾るのもお勧めです。

ちょっと元気のなくなったラン類(切り花)を、バケツの中に花ごとどっぷりと漬けて元気にさせる方法があります。
水の中に頭からつけてしまうのは、ちょっとかわいそうに感じるかもしれませんが、元気のないモカラやアランダ、バンダなどは、案外この荒療治が一番効くように思います。

それと同じことですが、ガラスのシリンダーなどに水をたくさん汲み、沈めるように飾ると ちょっと涼しげで、しかも生き生きとしています。
(水にほんのちょっとのキッチンハイターを入れると 水が腐りにくくなります)

ちょっとしたグリーンも一緒に入れるとより涼しげになります。
上の写真では、イタヤカエデの枝を1本入れてみました。


こちらは、リューカデンドロン・アルジェンタームという白っぽいグリーンを逆さに沈め、1輪ずつ切り離したサンサイブルーの花留めにしたものです。

サンサイブルー(青紫 バンダ)

 
今回は、網目模様の美しい 青紫色のバンダ 「サンサイブルー」のご紹介です。

細かく入った白い網目模様が さわやかな印象です。
淡いブルーのチョウジ草とアークトティス(蛇の目菊)など、同系色の花とあわせてみました。
バンダは花もちもよく、涼しげな色合いのアレンジメントにこれからの季節に大活躍しそうです。